心身を元気に安定させるために欠かせない栄養素「ミネラル」
ミネラルは、体内の約5%と、含量は微量ですが、それぞれの元素は重要な生理機能なはたらきをしています。体内で作ることができないので、食品から補う必要があります。
厚生労働省で摂取基準が定められているもののうち、1日の必要量が100㎎以上のミネラル(カルシウム、マグネシウム、カリウムなど)を『多量ミネラル』、必要量が100㎎未満のミネラル(亜鉛、鉄、銅、マンガンなど)を『微量ミネラル』といいます。
私たちの体は食べ物から栄養をとりいれても、すぐに栄養素が働くわけではありません。
「酵素」が働いて、食べ物から食べ物から取り込んだ栄養素を分解して血液や筋肉、骨、ホルモンを作ったりエネルギー源になることができるのです。
私たちの心の状態に影響の深い神経伝達物質を作り出すためにも「酵素」が必要です。
では…
酵素が働くためには何が必要でしょう?
ここでもミネラルが重要なポイント!
ミネラルをとらないと、酵素が円滑に働いてくれません。
ミネラルをとることで、体の各組織や神経のはたらきが円滑になり、心が安定します。
心と体の健康、そして、幸福感に とてもかかわりの深い栄養素なのです。
ミネラルが不足する理由
体と心の元気に必要なミネラルですが、現代食では不足していることが明らかになっています。なぜ不足してしまうのでしょう。
便利になった現代食には、ミネラル不足を起こす原因がたくさんあります。
知らず知らずのうちに、家庭の食卓はミネラル不足に・・・。
なぜ、現代食はミネラル不足になるのでしょうか??
NPO法人「食品と暮らしの安全基金」の調査で、現代食にひそむミネラル不足の原因が明らかになっています。
1.要注意!加工食品
加工食品には水煮が多く使われています。
食品を水煮すると・・・
栄養素は溶け出し、ミネラルも排出!
そしてミネラル不足に!
手軽なお惣菜、持ち帰り弁当、レトルト食品、冷凍食品などの加工食品は栄養素が抜けた水煮食品が多いのです。
2.精製油に注意!
さまざまな食材は精製されていますが油も同じように精製がどんどん進んでいます。
無色、無臭で扱いやすい油が増えていますが、精製が進む過程で、本来油に含まれるミネラルも取り除かれているのです。
こうした油で揚げ物をすれば、素材の栄養成分は流れ出てしまうのです。
3.リン酸塩はミネラルを排出!
冷凍食品、ハム、ソーセージ、ふわふわのロールケーキ、とろとろプリン、ちくわ、はんぺんなどに使われているリン酸塩…
体の中でミネラルと吸着して排出してしまう働きももっています。
加工食品に使われているものが多いので、ただでさえミネラルの不足した食品が多くなっている現代食のミネラル不足をさらに加速させています。
さらに・・・
水煮による加工食品・精製油・リン酸塩は現代食のミネラル不足の三大欠陥ですが・・・野菜自体のミネラルも30年前と比べると減っています。
また、カット野菜や、精製した塩、化学調味料が多く含まれる市販の顆粒だしなどが多く使われるようになり、食品全体もミネラル不足になっているのです。
「食べなきゃ危険!」より
↓
そして・・・ミネラル不足に・・・
現代食のミネラル不足を知り、意識してミネラルをとる食習慣が必要になってきます。
ミネラルの補給方法
一体どのような食事をしていけば「ミネラルオーガニックごはん」ができるのでしょう。
ミネラル補給3つのステップはこちらから↓
ミネラルをもっと学びたい方へ
もっとミネラルについて学びたい方のための講座がございます。国光がテキスト監修した、一般社団法人国際食学協会による「ミネラルアドバイザー講座」です。
ミネラルの基本から応用まで学ぶことができます。また、通信講座のためご自宅などからいつでもどこからでも好きな時に学ぶことができます。